0.はじめに 



(1-a)自然現象や社会現象について理解

 このような場面は,以下のようなケースに分類できます。


■自然現象や社会現象の傾向を見たいとき

 
傾向を見たいときは,経験と勘に頼るよりも,
 統計的な手法により
客観的に把握したいものです。

 このとき,統計的な手法は,
数式で表現されることになります。

■自然現象や社会現象を支配する原理を理解したいとき

 原理を理解したいとき,
 現象を支配する
あらゆる要因を
 すべて取
り出すことは不可能です。

 ですから,ある程度少ない要因と現象の関係に絞って
 
モデル化する必要があります。

 数学的表現は,
強力なモデル化のひとつとなります。